このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


New Scriptというコマンド関数はありません。代わりに、新しいスクリプトウィンドウを開く場合は、New Window()関数を使い、それがスクリプトウィンドウであることを知らせるメッセージを送ります。
ww = New Window( "Window Title", <<Script, "Initial Contents" );
前述のNew Windowの例では、wwはウィンドウ全体であるディスプレイボックスへの参照です。スクリプトウィンドウに書き込みを行うには、書き込み先であるディスプレイボックス部分への参照を取得する必要があります。これはscript boxと呼ばれます。
ed = ww[Script Box(1)];
このように取得した参照(この例では、ed)を使えば、テキストの追加、削除、取得ができます。
ed << Get Text();
スクリプトウィンドウ内のすべてのテキストを設定するには、Set Textを使用します。次のコマンドは、スクリプトウィンドウ内のすべてのテキストをクリアした後、aaa=3;を追加し、改行を入力します。
ed << Set Text( "aaa=3;\!N" );
ed << Append Text( "bbb=1/10;" );
ed << Append Text( "\!Nccc=4/100;" );
指定の行番号のテキストを取得するには、Get Line Textコマンドを使用します。指定の行番号のテキストを新しいテキストに置き換えるには、Set Line Textコマンドを使用します。
ed << Get Line Text( 2 );
ed << Set Line Text( 2, "bbb = 0.1;" );
スクリプト内の総行数を取得するには、Get Line Countメッセージを使用します。Get Linesメッセージは、各行のテキストを要素としたリストを戻します。
ed << Get Line Count();
ed << Get Lines();
スクリプトの体裁を読みやすく整えるには、Refromatメッセージを使用します。
ed << Reformat();
ed << Run();
ww << Close Window( nosave );
スクリプトを保存するには Save Textメッセージを、表示するには Load Text Fileメッセージを用います:
ww = New Window( "Test", <<Script, "Open(\!"$SAMPLE_DATA\Big Class.jmp\!");");
ww << Save Text( "$TEMP/Test.jsl" );
Write( Load Text File( "$TEMP/Test.jsl" ) );
メモ: スクリプトがスクリプトウィンドウに読み込まれると、そのウィンドウは「dirty」(変更後保存されていないことを表す)であるとみなされます。このプロパティを削除するには <<Set Dirty(0)を使用します。このメッセージを送らない場合、ウィンドウを閉じるときに、スクリプトを保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
ww = New Window( "Test", <<Script, "Open(\!"$SAMPLE_DATA\Big Class.jmp\!");");
ww << Save Text( "$TEMP/Test.jsl" );
ww << Close Window();