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「関数データエクスプローラ」プラットフォームの別例
複数の出力変数をもつデータの例
この例では、酵素生産に関するデータを分析するために「Fermentation Process.jmp」「Fermentation Process Batch Yield Results.jmp」サンプルデータを使用します。歩留まりは、遺伝子組み換えされた酵母で生産される酵素の量です。1バッチあたり100回の測定を行っています。12時間にわたって等間隔で測定されています。
1.
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Fermentation Process.jmp」を開きます。
3.
[積み重ねたデータ形式]タブで、「エタノール」から「pH」までを選択し、[Y, 出力]をクリックします。
4.
「時間」を選択し、[X, 入力]をクリックします。
5.
「バッチID」を選択して、[ID, 関数]をクリックします。
6.
[OK]をクリックします。
7.
関数データエクスプローラグループの赤い三角ボタンをクリックし、[データ処理]>[配置]>[範囲0~1に配置]を選択します。これにより、各「関数データエクスプローラ」レポートで入力変数が0~1の間に配置されます。
8.
「関数データエクスプローラ」グループの赤い三角ボタンをクリックして、[モデル]>[B-スプライン曲線]を選択します。これにより、B-スプラインモデルを各関数プロセスにあてはめます。
図14.7 エタノールの「関数データエクスプローラ」レポート
図14.8 エタノールの「モデルの要約」レポート
エタノールの「関数データエクスプローラ」レポートエタノールの「モデルの要約」レポートは、関数の工程変数の1つであるエタノールのモデルレポートを示しています。レポート全体をスクロールして、各工程変数へのモデルのあてはめを表示します。次に、分析の「関数の要約」レポートでFPCを使用します。
1.
2.
[Enter number of FPCs to show]の横のボックスに、「3」入力します。
3.
[すべての要約統計量を非選択]ボタンをクリックします。
4.
[OK]をクリックします。
6.
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Fermentation Process Batch Yield Results.jmp」を開きます。
7.
「関数データエクスプローラ 要約.jmp」データテーブルで、[バッチID]を右クリックして[リンクID]の選択を解除します。
8.
「関数データエクスプローラ 要約.jmp」データテーブルで、[バッチID]を右クリックして[リンク参照]>「Fermentation Process Batch Yield Results.jmp」を選択します。
1.
「関数データエクスプローラ 要約.jmp」データテーブルで、[分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。
3.
「収率[バッチID]」を選択し、[Y]をクリックします。
4.
「X」「バッチID」以外の残りの列を選択して、[追加]をクリックします。
6.
[実行]をクリックします。
7.
[実行]をクリックします。
図14.9 「収率[バッチID]の一般化回帰」レポート
「一般化回帰」レポートは、「収率」「エタノール」「糖蜜 添加」「NH3 添加」「空気」の特定の成分に大きく影響されることを示しています。モデルの「R2乗」は0.732545となりました。この例では、「関数データエクスプローラ」によって関数データの次元を関数主成分分析により削減しました。関数主成分分析では、元データの変動をできるだけ説明するような特徴を捉えながらも、次元を大幅に減らします。