このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


1.
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Reliability」フォルダにある「Appliance.jmp」を開きます。
2.
[分析]>[信頼性/生存時間分析]>[寿命の一変量]を選びます。
3.
「故障までの時間」[Y, イベントまでの時間]に指定します。
4.
「原因コード」[故障原因]に指定します。
5.
「信頼区間の方法」を[尤度]にします。
7.
[OK]をクリックします。
図3.23 原因1を削除したパラメータ指定モデル
9.
「パラメトリック推定 - Weibull」の赤い三角ボタンから[分布パラメータの指定]を選択します。
10.
[Weibull βを選択して、「2」を入力します。
11.
[更新]をクリックします。
図3.24 Weibull βを指定したパラメータ指定モデル
「パラメトリック推定値 - Weibull」レポートで、βを2と仮定すると、パラメータαは22463.391と推定されます。以下の操作により、この分布を原因1の故障分布に使用します。
13.
原因1の「除去」ボタンを選択解除します。
14.
原因1の分布に、[パラメータ指定 Weibull]を選択します。
15.
[モデルの更新]をクリックします。
図3.25 原因1が表示された更新モデル
故障原因にBayesモデルを指定するには、第 “競合原因分析でのパラメータ指定”の手順と同じような手順に従います。各原因に対する「寿命の一変量」の「統計量」の「パラメトリック推定」における「Bayes推定」レポートで、Bayesモデルを指定します。第 “Bayes推定 - <分布の名前>”を参照してください。
一方、2つ目の原因に対しては、Bayes推定の枠組みで、θ2の事後分布に従う乱数を生成します。これをとします。
故障原因にWeibayesモデルを指定する手順は、第 “競合原因分析でのパラメータ指定”の手順と同様です。まず、各原因に対する「寿命の一変量」の「統計量」の「パラメトリック推定 - Weibull」レポートで、[分布パラメータの指定]を選択してください。そして、「分布パラメータの指定」レポートで、「Weibayes」オプションにチェックを入れてください。競合原因分析においてはWeibayesモデルがBayesモデルとして処理され、パラメータαの事後分布からブートストラップ標本が抽出されます。Liu and Wang(2013)を参照してください。
時間tでの平均余寿命の推定値を求めるために、「時間tまで生存していたもの」という条件付けをした分布からm個の乱数を生成します。そして、これらの乱数の平均を計算します。
信頼区間を計算するために、最尤推定値の漸近分布、またはBayes推定における事後分布のどちらかに基づいて、シミュレーションがn回、行われます。1回のシミュレーションごとにm個の乱数が生成され、そのm個の乱数から平均余寿命が計算されます。そして、n個の平均余寿命から、信頼区間が計算されます。
は、混合の割合wiに対する推定値です。
は、累積分布関数Fiに対する推定値です。
は、Fiに対応した確率密度関数に対する推定値です。
観測値yが打ち切りデータではない場合、保存される値は次のように求められます。