サンプルデータの「Bladder Cancer.jmp」には、退役軍人局協力泌尿器研究グループ（Veterans Administration Cooperative Urological Research Group）が収集した癌性のぼうこう腫瘍の再発に関するデータが含まれています。Andrews and Herzberg（1985; table 45）を参照してください。表在性膀胱腫瘍を発症した患者が対象で、試験の開始前に腫瘍が取り除かれています。各患者は、プラシボ薬の投与、ピリドキシン（ビタミンB6）の投与、チオテパを使った定期的化学療法の3つの処置群に分類されます。次に行う腫瘍の再発分析では、病気の進行を調べ、3つの処置に差があるかどうかを調べます。

起動ダイアログボックスで「ぼうこう癌」データを使った起動ダイアログボックスに従って入力を行います。

「ぼうこう癌」のMCFプロットは、3つの処置のMCDプロットです。

処置によって差があるかどうかを調べるには、プラットフォームの赤い三角ボタンのメニューから［MCFの差のプロット］コマンドを選択し、次のようなプロットを作成します。

異なる処置の間に統計的に有意な差があるかどうかは、差のプロットで信頼区間を調べるとわかります。0が信頼区間に入っていない年齢においては、処置間に有意な差があります。MCFの差のグラフは、処置間に有意な差がないことを示しています。