公開日: 11/25/2021

出力オプション

「出力オプション」パネルでは、カスタム計画のX行列の保存、応答のシミュレート、計画データテーブルのカスタマイズが行えます。「カスタム計画」では、次のような指定が行えます。

カスタム計画のデータテーブルにおける実験の順序を指定する

計画のデータテーブルを作成する

「カスタム計画」ウィンドウの1つ前の状態に戻る

ほとんどの場合、「出力オプション」パネルは、図4.25のように表示されます。

図4.25 「出力オプション」パネル 

Output Options Panel

「出力オプション」パネルには次のオプションがあります。

データテーブルのオプション

実験の順序

テーブルの作成

戻る

データテーブルのオプション

「データテーブルのオプション」には、[X行列の保存]オプション(X行列の保存)、[応答のシミュレート]オプション(応答のシミュレート)、[実験の順序を示す列を含める]オプションが含まれます。

実験の順序を示す列を含める

計画データテーブルに、「計画」アウトラインにおける計画の実験順序を示す列を追加します。

ヒント: 計画のデータテーブルの並びでは実験順序をランダム化せずに保存して、ランダム化した実験順序を示す列を保存したい場合には、[実験の順序を示す列を含める]を使用します。これにより、「計画」アウトラインのランダム化した実験順序の列が作成されます。

実験の順序

「実験の順序」オプションでは、出力するデータテーブル内における実験の順番を指定します。選択肢は次のとおりです。

変更なし

データテーブルの行が、「計画」パネル内と同じ順序で並べられます。

左から右へ並べ替え

データテーブルの行が、左から右への列の値によって並べ替えられます。

ランダム化

データテーブルの行が、ランダムな順序で並べ替えられます。

右から左へ並べ替え

データテーブルの行が、右から左への列の値によって並べ替えられます。

ブロック内でランダム化

データテーブルの行が、設定したブロックの中でランダムに並べ替えられます。

テーブルの作成

カスタム計画のデータテーブルを作成するには、[テーブルの作成]をクリックします。作成された「カスタム計画」テーブルのテーブルパネル(左上)には、指定した計画に対応しているスクリプトが含まれます。「モデル」スクリプト、「計画の評価」スクリプト、および「DOEダイアログ」スクリプトは常に保存されます。スクリプトを実行するには、スクリプト名の横にある緑の三角ボタンをクリックしてください。計画に共変量が含まれる場合は、共変量の行すべてが計画に使用される場合を除き、計画のデータテーブルに共変量の行の通し番号を示す列が含まれます。

図4.26 スクリプトを表示した「カスタム計画」テーブル 

Custom Design Table Showing Scripts

作成されるスクリプトには次のようなものがあります。

モデル

[分析]>[モデルのあてはめ]プラットフォームを実行します。スクリプトによって実行されるモデルは、「モデル」アウトラインでの指定と、計画の種類によって決められます。

計画の評価

[実験計画(DOE)]>[計画の診断]>[計画の評価]プラットフォームを実行します。スクリプトによって実行されるモデルは、「モデル」アウトラインでの指定と、計画の種類によって決められます。

制約

「因子の制約を定義」アウトラインの[制約の追加]オプションによって指定された線形制約式を含みます。

許可しない組み合わせ

「因子の制約を定義」アウトラインの[フィルタで許可しない組み合わせを指定]または[スクリプトで許可しない組み合わせを指定]オプションによって指定された制約を含みます。

DOEダイアログ

現在の計画を再現する「カスタム計画」ウィンドウを呼び出します。このスクリプトには、計画の生成に使われた乱数シード値も含まれます。

戻る

[戻る]ボタンを使用すると、[計画の作成]ボタンを押す前の状態に戻ります。以前のアウトラインに変更を加え、計画を作成し直すことができます。

メモ: [戻る]ボタンをクリックした後、すべての因子を削除しようとすると、連続変数の因子が1つ残ります。この因子は、新しい因子を追加した後に削除できます。

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