多変量埋め込みの別例この例では、多変量埋め込みの例と同じデータセットを使用し、データを2次元ではなく3次元に削減します。また、UMAPとt-SNEの結果も比較します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Cytometry.jmp」を開きます。
2. [分析]>[多変量]>[多変量埋め込み]を選択します。
3. 「CD3」から「MCB」まで選択し、[Y, 列]をクリックします。
4. 「手法」として[t-SNE]を割り当てます。
5. 「次元削減後の次元」に「3」と入力します。
6. (オプション)「乱数シード値」に「1234」と入力します。
メモ: 上記のシード値を入力すると、この例で示す結果を再現できるようになります。
7. [ダイアログを開いたままにする]を選択します。
8. [OK]をクリックします。
図11.4 3次元のt-SNEプロットの例
9. 起動ウィンドウで、「手法」を「UMAP」に変更します。
10. [OK]をクリックします。
図11.5 3次元のUMAPプロットの例
それぞれの3次元プロットは、対応する次元の削減方法の最初の3つの組み込み成分の座標を示しています。UMAP法とt-SNE法を比較すると、UMAP法の方が、計算時間が短く、かつ、データのグループ分けがより明確でした。Figure 11.4の3次元のt-SNEプロットに比べ、3次元のUMAPプロットでは、クラスターがより明確になっています。
ヒント: グリッドを回転すると、はっきりと分かれているクラスターの様子を見ることができます。