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公開日: 04/21/2025

あてはめた「疲労モデル」レポートとオプション

「疲労モデル」プラットフォームでモデルをあてはめると、モデルのレポートが表示されます。ここで、モデルのあてはめを評価し、あてはめたモデルに基づく推測を行えます各モデルのレポートには、最初に「要約」タブがあります。また、出力をさらに表示したり、値をデータテーブルに保存したりするためのオプションのメニューがあります。

「要約」タブのレポートには、あてはめたモデルのメディアン曲線とデータを示した散布図、およびあてはめたモデルの予測式とパラメータ推定値が表示されます。個々のモデルに対する「データと予測曲線」の赤い三角ボタンのメニューのオプションは、レポートの先頭に出力されている全体の「データと予測曲線」の赤い三角ボタンのメニューのオプションと同じです。データと予測曲線レポートのオプションを参照してください。

それぞれのあてはめたモデルのレポートの赤い三角ボタンのメニューには、以下のオプションがあります。

残差プロットの表示

モデルのレポートの[残差]タブの表示/非表示を切り替えます。[残差]タブには、Cox-Snell残差と標準化残差のプロットがあります。

共分散と相関の表示

モデルのレポートの[共分散と相関]タブの表示/非表示を切り替えます。このタブで報告される共分散と相関は、元のデータ尺度に対して計算されたものです。

寿命プロファイルの表示

モデルのレポートの[寿命プロファイル]タブの表示/非表示を切り替えます。[寿命プロファイル]タブには、あてはめたモデルを探索するための2つのプロファイルが含まれています。プロファイルには、サイクル数(N; 寿命)に対して故障確率をプロットしたものと、故障確率に対してサイクル数(N; 寿命)をプロットしたものがあります。「寿命分布プロファイル」では、指定されたサイクル数とストレスに対する故障確率を見ることができます。「寿命分位点プロファイル」では、指定された故障確率とストレスに対するサイクル数(N; 寿命)を見ることができます。これら2つのプロファイルは、同じ情報を違う角度から見るものです。プロファイルの詳細については、『プロファイル機能』の「プロファイル」を参照してください。

メモ: プロファイルに示される信頼区間は、Wald法によって計算されます。尤度に基づく信頼区間を求めたい場合は、[カスタム推定]タブを使用してください。

強度プロファイルの表示

モデルのレポートの[強度プロファイル]タブの表示/非表示を切り替えます。[強度プロファイル]タブには、あてはめたモデルを探索するための2つのプロファイルが含まれています。プロファイルには、ストレス(S; 強度、負荷)に対して故障確率をプロットしたものと、故障確率に対してストレス(S; 強度、負荷)をプロットしたものがあります。「強度分布プロファイル」では、指定されたサイクル数とストレスに対する故障確率を見ることができます。「強度分位点プロファイル」では、指定された故障確率とサイクル数に対するストレス(S; 強度、負荷)を見ることができます。これら2つのプロファイルは、同じ情報を違う角度から見るものです。プロファイルの詳細については、『プロファイル機能』の「プロファイル」を参照してください。

メモ: プロファイルに示される信頼区間は、Wald法によって計算されます。尤度に基づく信頼区間を求めたい場合は、[カスタム推定]タブを使用してください。

カスタム推定の表示

[カスタム推定]タブの表示/非表示を切り替えます。このタブには4つのレポートがあり、サイクル数(寿命、故障時間)、ストレス(強度、負荷、応力)、故障確率のいずれかについて、点推定値および信頼区間を計算することができます。適切なレポートで、3つのうち2つの値を設定する必要があります。Wald法に基づく信頼区間と尤度に基づく信頼区間の両方が表示されます。これらの信頼区間の信頼水準は、[カスタム推定]タブにある各レポートの赤い三角ボタンメニューの[信頼水準]オプションを使って決定できます。

S-N曲線計算式の保存

新しい計算式列をデータテーブルに保存します。この計算式は、モデルのS-N曲線のメディアンを求める計算式です。

Cox-Snell残差の保存

Cox-Snell残差の列をデータテーブルに保存します。この列は、新たにデータテーブルに追加されます。

標準化残差の保存

標準化残差の列をデータテーブルに保存します。この列は、新たにデータテーブルに追加されます。

削除

あてはめたモデルのレポートを削除します。なお、「データと予測曲線」の散布図と「モデルの比較」テーブルからも、モデルを削除できます。

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