「一般化回帰」レポートには、SVEMであてはめたモデルに対する赤い三角ボタンがあり、以下のオプションが含まれます。
回帰レポート
現在のモデルに対する推定結果について、どの表やグラフを表示するかを指定します。
元の説明変数に対する推定値
「パラメータ推定値」レポートの表示／非表示を切り替えます。SVEMのレポートを参照してください。
推定値の共分散
SVEMのパラメータ推定値の共分散行列を求めます。
推定値の相関
SVEMのパラメータ推定値の相関係数行列を求めます。
混同行列
（応答変数の確率分布として二項分布を指定した場合のみ使用できます。）応答変数の実測値と予測値を2元度数表の形式で表示します。適合度が良いモデルは、モデルに基づく分類値が実測値に一致します。混同行列を見ると、モデルがどれぐらい精確に応答を分類しているかを知ることができます。誤分類率は、混同行列における非対角部分にある度数の割合です。「モデルのあてはめ」起動ウィンドウで検証列を指定した場合、SVEM法からは保留されたデータに対する混同行列も、「テスト」という名前で表示されます。この「テスト」セットは、検証列における検証セットとテストセットを一緒にしたセットになっています。
確率に対する閾値の設定
（応答変数の確率分布として二項分布を指定した場合のみ使用できます。）予測確率に基づいて応答を分類する際の閾値を指定します。デフォルトでは、予測確率が0.5を上回るものが「イベント」に分類されます。「イベント」に分類するための閾値を0.5以外の値にするには、ここで閾値を変更してください。閾値を変更すると、その変更された閾値が分類に適用され、混同行列および誤分類率が更新されます。
応答変数の列に「利益行列」列プロパティが指定されている場合には、閾値の初期値は、その利益行列によって決められます。
プロファイル
（尺度が［ベクトル］である説明変数が含まれている場合には使用できません。）予測プロファイルを使って、SVEMモデルについて調べられます。
プロファイル
予測プロファイルの表示／非表示を切り替えます。パラメータ推定値がゼロであり、かつ、ゼロでない交互作用のいずれにも関与していない説明変数は、プロファイルに表示されません。予測プロファイルの詳細については、『プロファイル機能』の「プロファイル」を参照してください。
診断プロット
SVEMモデルの適合度を評価するための各種プロットを表示します。
予測値と実測値のプロット
（二項分布を指定した場合は使用できません。）横軸にYの予測値、縦軸にYの実測値をプロットします。「モデルのあてはめ」起動ウィンドウで検証列を指定した場合、SVEM法からは保留されたデータに対するプロットも、「テスト」というプロット名で表示されます。この「テスト」セットは、検証列における検証セットとテストセットを一緒にしたセットになっています。
予測値と残差のプロット
（二項分布を指定した場合は使用できません。）横軸にYの予測値、縦軸に残差をプロットします。「モデルのあてはめ」起動ウィンドウで検証列を指定した場合、SVEM法からは保留されたデータに対するプロットも、「テスト」というプロット名で表示されます。この「テスト」セットは、検証列における検証セットとテストセットを一緒にしたセットになっています。
ROC曲線
（応答変数の確率分布として二項分布を指定した場合のみ使用できます。）受診者動作特性曲線（ROC曲線; Receiver Operating Characteristic curve）を表示します。なお、「モデルのあてはめ」起動ウィンドウで「検証」列を指定した場合は、ROC曲線は「検証」列の学習セットに対するものになっています。『予測モデルおよび発展的なモデル』の「ROC曲線」を参照してください。
PR曲線
（応答変数の確率分布として二項分布を指定した場合のみ使用できます。）PR曲線（Precision-
Recall曲線）の表示／非表示を切り替えます。PR曲線は、さまざまな閾値における、再現率（recall）に対する適合率（precision）のプロットです。なお、「モデルのあてはめ」起動ウィンドウで「検証」列を指定した場合は、PR曲線は「検証」列の学習セットに対するものになっています。『予測モデルおよび発展的なモデル』の「PR曲線」を参照してください。
リフトチャート
（応答変数の確率分布として二項分布を指定した場合のみ使用できます。）リフトチャートの表示／非表示を切り替えます。なお、「モデルのあてはめ」起動ウィンドウで「検証」列を指定した場合は、リフトチャートは「検証」列の学習セットに対するものになっています。『予測モデルおよび発展的なモデル』の「リフトチャート」を参照してください。
分類の閾値
（応答変数の確率分布として二項分布を指定した場合のみ使用できます。）学習セット・検証セット・テストセットに対する「分類の閾値」レポートの表示／非表示を切り替えます。このレポートには、モデルの適合度を比較できるように、各モデルに対して、予測確率の分布を示すグラフ、混同行列、および、分類グラフが含まれています。「分類の閾値」レポートの詳細については、『予測モデルおよび発展的なモデル』の「「分類の閾値」レポート」を参照してください。
列の保存
あてはめたモデルに基づく、データ行ごとの統計量を含む列をデータテーブルに保存できます。
予測式の保存
（「分布」で［正規］を選択した場合のみ使用できます。）SVEMの予測式を元のデータテーブルに保存します。係数がゼロになっている項は予測式に含まれません。平均の計算式については、分布の統計的詳細を参照してください。このSVEMの予測式には、バイアス除去の切片および傾きの推定値も適用されています。
標本再抽出での全予測式を保存
標本再抽出ごとに求められた予測値を求める複数の計算式列を元のデータテーブルに保存します。個々のモデルごとに1つの予測式があり、これらが「SVEM 標本」という列グループにまとめられる形になっています。これらの列は、非表示になっています。また、それら個々の予測値を平均し、最終的な予測値を求める計算式も保存します。その次の列には、SVEMの予測式が含まれます。この最終的な予測式には、バイアス除去の切片および傾きの推定値が適用されています。その次の列には、SVEMの標準誤差の計算式が含まれます。最後の列には、個々の予測値の中央値を求める計算式が含まれます。
予測式を発行
（「分布」で［正規］を選択した場合のみ使用できます。）予測式を作成し、それを「計算式デポ」プラットフォームの計算式列のスクリプトとして保存します。この中央値に基づく予測式も、バイアス除去の切片および傾きの推定値が適用されています。「計算式デポ」レポートが開いていない場合は、このオプションによって「計算式デポ」レポートが作成されます。『予測モデルおよび発展的なモデル』の「計算式デポ」を参照してください。
あてはめの削除
あてはめのレポートを削除します。