加速寿命試験を、因子水準数がそれぞれJi個である3つの加速因子(xi)で実施するとします。この場合、試験計画の目的は、因子水準の各組み合わせに割り当てる標本サイズを決定することです。
最適化基準の計算は、2つの水準の組み合わせごとにおける情報量行列から求めた全体のFisher情報量行列

および事前分布のばらつきSに基づきます。
分位点最適計画Dqは、次の式を最小化します。

ここで、ベクトルcは、最低使用条件を指すとします。
使用条件が1つしかない場合は、

とします。ここで、zpは、故障分布の第p分位点です。
故障確率最適計画Dfは、次の基準を最小化します。

ここで、zU(θ)は、分位点最適化基準で定義されている使用条件における標準化した対数時間です。cfpは、分位点最適化基準で定義されるcに似ていますが、最後の入力がzU(θ)である点のみ異なります。分子の式は、故障確率を対数変換した量であるlogΦ(zU(θ))の漸近分散です。ここで対数変換を用いているのは、数値計算を安定化させるためです。