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公開日: 04/21/2025

スクリーニング計画の概要

スクリーニング計画は、応答に影響する因子を特定することを目的とした計画です。複雑で高度なモデルを作成することではなく、重要な因子を特定することが目的なので、連続尺度の因子は、通常、2水準のみに設定されます。ただし、離散数値やカテゴリカルな因子が含まれるような状況では、従来のスクリーニング計画が適さない場合があります。3水準の連続尺度の因子を調べたいこともあるでしょう。「スクリーニング計画」プラットフォームでは、連続変数・カテゴリカル変数・離散数値変数をすべて扱うことができます。

「スクリーニング計画」プラットフォームは、次の3種類のスクリーニング計画に対応しています。

古典的な計画: 指定した因子の条件に該当する古典的なスクリーニング計画がある場合は、一部実施要因計画・Plackett-Burman計画・Cotter計画・混合水準計画から選択できます。一部実施要因計画を参照してください。

主効果スクリーニング計画: 標準的な計画が使用できない場合、あるいは使用できるが使用したくない場合は、主効果スクリーニング計画を作成できます。これらの計画は、直交計画または殆直交計画のいずれかで、交互作用が無視できるほど小さい状況において、主効果を効率よく推定することを目的としています。主効果スクリーニング計画を参照してください。

混合水準スクリーニング計画: 連続尺度の因子が4つ以上ある場合、または、3水準の離散数値の因子が4つ以上ある場合は、混合水準スクリーニング計画を作成できます。混合水準スクリーニング計画は、連続尺度の因子を3水準で設定します。この計画は、主効果に対する直交計画または殆直交計画であり、主効果と2因子間交互作用の最小の交絡を含みます。混合水準スクリーニング計画を参照してください。

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