「一変量の分布」プラットフォームの「度数」レポートは、変数の尺度が名義・順序・多重応答のいずれかの場合に表示されます。レポートの内容は、変数の尺度によって異なります。
名義変数と順序変数の場合、「度数」レポートには、変数の水準と、各水準の発生頻度および全体に占める割合が表示されます。
「度数」レポートには、カテゴリカル変数（名義または順序変数）の水準ごとに、以下に示す情報が表示されます。欠測値は分析から除外されます。
ヒント: 「度数」レポートの値をクリックすると、ヒストグラムとデータテーブルの対応するデータが選択状態になります。
水準
応答変数の値をリストしたもの。
度数
応答変数の水準ごとの行数。ただし、度数変数を指定した場合、度数変数の値の合計が表示されます。
割合
応答変数の水準ごとの割合。割合は、その水準の度数を全体の度数（表の下端に表示）で割ったものです。
割合の標準誤差
割合の標準誤差。デフォルトでは、この列は非表示になっています。表示するには、度数表内を右クリックし、［列］>［割合の標準誤差］を選択します。
累積割合
割合の累積合計。デフォルトでは、この列は非表示になっています。表示するには、度数表内を右クリックし、［列］>［累積割合］を選択します。
メモ: なお、欠測値である観測数と、一意な水準の個数が、表の下に表示されます。
多重応答の場合、「度数」レポートには、その変数の分布を要約した3つの表が表示されます。
最初の表には、次のような情報が含まれます。欠測値は分析から除外されます。
水準
応答変数の値をリストしたもの。
度数
応答変数の各水準を含む行の数。ただし、度数変数を指定した場合、応答変数の各水準を含む行の、度数変数の値の合計が表示されます。
応答のシェア
応答変数の水準ごとの割合。度数を応答の合計数で割った値です。
ケースあたりの比率
応答変数の各水準を含む観測（つまり、データ行）の割合。度数を全ケース数（つまり、標本サイズ）で割った値です。
その他の表には、次のような統計量が表示されます。
全ケース数
測定値の個数。
応答の合計数
すべての行における応答の数。多重応答変数の応答の個数をすべて合計したものです。
水準
応答変数における一意な水準の数。
応答なし
応答変数に値がない観測の数。度数変数を指定した場合は、度数変数の値を含んだ「度数」の列も表示されます。
応答あり
応答変数に少なくとも1つの値がある観測の数。度数変数を指定した場合は、度数変数の値を含んだ「度数」の列も表示されます。
単一の応答
応答変数に値が1つだけある観測の数。度数変数を指定した場合は、度数変数の値を含んだ「度数」の列も表示されます。
複数の応答
応答変数に値が2つ以上ある観測の数。度数変数を指定した場合は、度数変数の値を含んだ「度数」の列も表示されます。