「多変量埋め込み」レポート「多変量埋め込み」レポートウィンドウには、2つのアウトライン(プロットと1つまたは複数のテーブル)があります。これらのアウトラインによって、低次元空間を視覚的に把握できるほか、アルゴリズムのパラメータや計算方法の詳細について確認できます。
プロットの形式は、起動ウィンドウで「次元削減後の次元」に指定した次元数によって異なります。2次元を指定した場合は、「t-SNEプロット」または「UMAPプロット」レポートが表示されます。3次元以上を指定した場合は、3次元の散布図が表示されます。これらは、各データについて、最初の2次元や3次元の座標をプロットした散布図(または、最初の3次元をプロットした散布図)です。
「パラメータ表」には、UMAPやt-SNE法に対して起動ウィンドウで指定した設定値が含まれています。UMAPのオプションおよびt-SNEのオプションを参照してください。
起動ウィンドウでt-SNEを指定した場合、「反復の履歴」表もレポートに表示されます。この表には、計算の反復から得られた統計量が表示されます。各行に、反復を100回繰り返した後の値が示されます。「反復の履歴」表には、以下の列があります。
反復
反復回数。
コスト
それぞれの反復におけるコスト関数の値。これは、すべてのデータ点のKullback-Leibler情報量の和です。
最大傾き
それぞれの反復における、すべてのデータ点の傾きの最大値。
「反復の履歴」表の列について詳しくは、最急降下法の統計的詳細を参照してください。