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公開日: 09/09/2026

カテゴリカル変数の水準の順序付け

カテゴリカル変数の水準が表示される順序は、以下のような規則に従います。

• 数値の名義尺度データは、その数値の小さい順に並べられます。

– 数字の前後にある空白は比較の対象になります。たとえば、“vt 1”は“vt1”の前に並べられます。

• 数字(数)のみの文字データは、数値として並べられます。

• 文字データは、以下の例外を除き文字コード順に並べ替えられます。

– 月と曜日は、時間の順(自然な順序)に並べられます

– 評価や程度を表す次の表現は、低いものから順に並べられます。

高低: 最低(Very Low)、低(Low)、やや低(Medium Low)、中(Medium)、やや高(Medium High)、高(High)、最高(Very High)

同意: Strongly Disagree、Disagree、Neutral、Indifferent、Agree、Strongly Agree

良悪: Failing、Unacceptable、Very Poor、Poor、Bad、Acceptable、Average、Good、Better、Very Good、Excellent、Best

– 接頭語が文字で接尾語が数字の文字データは、最初に接頭語、次に接尾語で並び変えられます。たとえば、lot1~12は、“lot1”、“lot2”、“lot3”、... ”lot10”、“lot11”、“lot12”に並び変えられます。

– 数字の接尾語が“0”で始まる場合は、接尾語による番号順には従いません。(“lot1”は、“lot02”の後に並べられます)。

メモ: 前述の規則は、グラフのカテゴリカル変数の軸にのみ適用されます。

グラフ軸上に表示されているカテゴリカル変数(名義尺度および順序尺度の変数)の水準の表示順序を、マウス操作によって変更できます。それには、まず、グラフ軸上の1つの水準をクリックし、編集モードになるまでマウスのボタンを押したままにします。編集モードになると、各水準の周囲にそれぞれ枠が表示されます。編集モードの状態になったら、1つまたは複数の水準をドラッグしてそれらを並べ替えます。複数の水準を選択して一度に並べ替えたい場合は、Shiftキーを押しながらクリックします。この操作手順で水準の順序を変更すると、「値の表示順序」列プロパティも更新されます。カテゴリイカル変数の水準の表示ラベルを編集することもできます。その場合は、「値ラベル」列プロパティが更新されます。編集モードを終了するには、Escキーを押します。

グラフ軸上に表示されているカテゴリカル変数(名義尺度および順序尺度の変数)の水準の表示順序は、「値の表示順序」列プロパティで設定することもできます。「値の表示順序」列プロパティで設定された表示順序は、デフォルトの表示順序よりも優先されます。以下のいずれか1つの方法によって、表示順序を変更できます。

• 上述したように「値の表示順序」列プロパティを用いて、表示順序を指定する。「値の表示順序」列プロパティの詳細については、『JMPの使用法』の「値の表示順序」を参照してください。

• 並べ替えたい順番が含まれている数値変数を使用する。グラフビルダーで、カテゴリカル軸を右クリックし、[順序]を選択すると、並び替えに用いる数値変数を指定できます。変数

• 並べ替えたい順番が含まれている数値変数の値を使用する。グラフビルダーで、数値変数をゾーン内のカテゴリカル変数の横までドラッグし、台形が現れたところでドロップします。そうすると、軸ラベルが「<数値変数>順の<カテゴリカル変数>」に変わり、その数値変数に基づいて並べ替えが行われます。数値変数を使ってカテゴリカル変数の水準を順序付けする例を参照してください。

表示順序や並べ替えに用いる統計量を変更するには:

1. 軸ラベルを右クリックし、[順序]を選択します。

2. 昇順または降順オプションの1つを選択するか、[その他]をクリックして数値列を選択します。

順序は、変数の[順序付けに使う統計量](これらのオプションの先頭には変数の名前が付きます)またはカテゴリカル変数の各水準におけるオブザベーション数(度数)に基づいて変更できます。

3. このオプションでの並べ替えに用いる統計量には、デフォルトで平均が使用されます。他の統計量を使用するには、軸ラベルを右クリックし、[順序付けに使う統計量]を選択します。

メモ: ある数値変数を別の数値変数を使って順序付けしようとすると、それらの変数はマージされます。詳細については、軸上の変数のマージを参照してください。

数値変数を使ってカテゴリカル変数の水準を順序付けする例

この例では、自動車の種類に関するデータを元に、数値変数を使って名義尺度やは順序尺度の変数における水準の表示順序を変更します。目的は、自動車の種類を意味のある順序で並べることです。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Cars.jmp」を開きます。

2. [グラフ]>[グラフビルダー]を選択します。

3. 「サイズ」を選択し、「X」ゾーンにドラッグします。

これは、自動車の種類を示す変数です。X軸に表示される8つの水準は、文字コード順に左からcomp(コンパクト)、hev(大型)、lt(小型)、med(中型)、mini(ミニ)、mpv(多目的)、pu(ピックアップトラック)、van(バン)と並びます。この順序は、文字コード順であり、意味はありません。たとえば、大型がミニや小型の前にきています。これらの水準の順序を「Wt」(重量)順に並べ替えたいとします。

4. 「Wt」を選択し、X軸の中央までドラッグします。

そしてX軸のすぐ上にドロップします。変数をドロップする前に、青色の四辺形の枠が表示されます。

図3.19 「Wt」と「サイズ」のマージ 

Merging Wt and Size

これで、「サイズ」の水準が、各水準の「Wt」の平均について昇順に並べ替えられました。ご覧のとおり、「mini」と「lt」(小型)が「hev」(大型)より前に並んでいます。順序付け変数を使用していることがわかるよう、軸ラベルも更新されました。

次に、「サイズ」が実際に「Wt」順に並んでいることを確認しましょう。

5. 「Wt」を選択し、「Y」ゾーンにドラッグします。

6. 「要約統計量」リストから[平均]を選択します。

図3.20 Wtの昇順に並べられたサイズの例 

Example of Size Ordered by Wt, Ascending

「Wt」の平均が左から右に増加しているのがわります。

今度は、順序を昇順から降順に変更してみましょう。

7. 「X」ゾーン内を右クリックし、「順序」 > 「Wt, 降順」を選択します。

これで、「サイズ」の水準が「Wt」の平均の降順に並べ替えられました。次に、「R Leg」(右大腿部への荷重)が自動車の重量とともに減少しているかどうかを見てみましょう。

8. 「Y」ゾーンで「Wt」を右クリックし、[削除]を選択します。

9. 「R Leg」を選択し、「Y」ゾーンにドラッグします。

10. 「要約統計量」リストから[なし]を選択します。

このオプションは、平均ではなく、個々のデータ点をプロットされます。

11. [平滑線](Image shown here)をクリックします。

図3.21 「Wt」の降順に並べられた「R Leg」の例 

Example of R Leg Ordered by Wt, Descending

「R Leg」と重量の区分との間には、関係が見られません。

この例でX軸の表示順序を決める統計量には、デフォルトの平均が使用されています。別の統計量を使用するには、「X」ゾーンを右クリックして「順序付けに使う統計量」を選択し、目的の統計量に変更します。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).