このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


この例では、「Liver Cancer.jmp」サンプルデータの二項応答「重症」に対する予測モデルを作成します。
1.
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Liver Cancer.jmp」を開きます。
3.
「列の選択」リストで「重症」を選択し、[Y]をクリックします。
4.
「BMI」から「黄疸」までを選択し、[マクロ]>[設定された次数まで]をクリックします。
5.
「手法」のリストから[一般化回帰]を選択します。
6.
[実行]をクリックします。
7.
「推定法」で[弾性ネット]を選択します。
8.
[実行]をクリックします。
図7.3 「パラメータ推定値の経路」プロット
「効果の検定」レポートを見ると、5%の有意水準において有意な効果はないこともわかります。ただし、「時間*マーカー」の交互作用のp値は0.0626と小さく、また、「時間」効果のp値も0.1459という小さな値です。
10.
「適応型弾性ネット (検証法: [AICc]検証法)」の赤い三角ボタンをクリックし、[プロファイル]>[プロファイル]を選択します。
図7.4 時間値が小さいときの、P(重症=High)のプロファイル
予測プロファイルで、「時間」「時間*マーカー」の交互作用が「重症」にどのような影響を与えるかを調べます。
メモ: 説明変数の「肝炎」は、アクティブな項(パラメータ推定値がゼロではない項)のいずれにも含まれないため、プロファイルに表示されません。「マーカー」「黄疸」は、主効果としてはアクティブでないものの、アクティブな交互作用項に含まれているため、プロファイルに表示されます。
11.
「時間」の赤い点線を左から右に動かすと、「マーカー」との交互作用が確認できます(時間値が小さいときの、P(重症=High)のプロファイルおよび時間値を大きくしたときの、P(重症=High)のプロファイル)。「時間」値が小さい患者の場合、「マーカー」「重症」にほとんど影響を与えません。しかし、時間が長い患者の場合は、「マーカー」が重要です。時間が長くなると、マーカーが「0」の方が、「重症」がHighになる確率が低いことがわかります。
図7.5 時間値を大きくしたときの、P(重症=High)のプロファイル