情熱に導かれて

JMP のゴールは、統計モデリングをできるだけ親しみやすく、アクセスが容易で有益なものにし、実験の効率を高めることにあります。統計の価値は、科学者やアナリストのようなユーザーがアクセスできるコンピュータ環境で、それが解釈され、理解され、共有されることで実現されるのです。」

– John Sall
SAS Institute Inc. 共同設立者 兼 上級副社長
JMPの開発者兼チーフアーキテクト

コミュニケーションが創るコミュニティ

「JMPer Cable」は、大切な情報をユーザーに伝える主な手段でした。現在では、ソーシャルメディア、JMP Newswire、JMP Community、JMPユーザーグループ、JMP Dayなど、さまざまなチャネルがあります。 

JMPのはじまり

1989年10月、わずか8人の従業員でJMP 1の出荷を準備し、7つの顧客に出荷しました。2019年には、JMPは13ヶ国以上で300人以上の従業員を抱えるまでに成長しました。毎年1月には、JMPの全従業員がSAS本社でキックオフミーティングを行い、集合写真を撮っています。私たちの継続的な成長を考えると、来年は1枚の写真に収まりきらないかもしれません! 

JMP 1 は、2枚の3.5インチフロッピーディスクで出荷され、456ページのマニュアルが添付されていました。そして、実行するには1MBのRAMが必要でした(※推奨2 MB)。

JMP 15 は、600 MBのダウンロード版として提供され、6,500ページを超えるデジタル・ドキュメントが含まれています。推奨環境は4GB以上のRAMを搭載したコンピューターです。

拡大する製品群

1989年、「JMP」がサポートするOSはMacのみでした。 2019年現在、誰もがJMPを使えます。 製品群も、JMP Pro、JMP Clinical、JMP Genomics、そしてJMP Liveと増え続けています。

ユーザーのストーリーを伝える

JMPは長年、SASの企業情報誌「SASCOM」に記事や特集を掲載してきました。しかし、JMPを使って独創的な分析を行うユーザー事例が増え、オリジナルの情報誌を発行することにしました。こうして「JMP Foreword」が、2008年にJMP 8のリリースに合わせて創刊されました。

お客様同士の交流の場として

展示会は、1990年代には現在も変わらず人気があり、参加者に交流と学びの場を提供しています。左の写真は、来場者を迎える準備をしているCustomer Care ManagerのJeff Perkinson(1991年頃)です。現在も、Joint Statistical Meetingのような展示会に毎年出展しています。

JMPをさまざまな言語で

JMP 1は、英語にのみ対応していました 。 しかし私たちは長年にわたり、JMPを世界中で活用していただけるように多言語対応を進めてきました。現在、JMPはフランス語、スペイン語、韓国語、日本語、中国語、イタリア語、ドイツ語で利用できるようになり、そのユーザー数は飛躍的に伸びています。 

データと知識の共有

フロッピーディスクは、1970年代後半から1990年代半ばまでの一般的な記録媒体でした。はじめは主にデータ記憶装置として使われ、後にデータ交換の受け渡しに広く使われました。それが現在では、データはクラウド上に保存され、携帯電話は初期のコンピュータを上回る性能を持っています。さらには、インタラクティブなグラフを共有するためのオンラインプラットフォームである「JMP Public」が登場し、発見を他の人に簡単に伝えることができるようになりました。