JMP data visualization illustration - bubble plot

JMP® 17の新機能

JMP、JMP Live、JMP Pro、JMP Clinicalの最新機能をご覧ください

ワークフロービルダー

ワークフロービルダーは、JMPのインタラクティブな動作をワークフロースクリプトとして取得でき、自動化や教育、データ準備手順の再現、分析手順の再現のために利用できます。JMPをインタラクティブに使用している間、ワークフロービルダーは作業ステップを文書化して表示します。ワークフロービルダーを使用すると、次のことが簡単に行えます。

  • 再現可能なエンドツーエンドの分析ワークフローを、インタラクティブに構築して自動化します。
  • 分析工程と結果を文書化して共有します。
  • 繰り返し作業を減らすことで、時間を節約し、間違える可能性を減らします。
  • データ処理とクリーンアップ工程を標準化することで、同僚との優れたコラボレーションを促進します。

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ナビ付きDOE

実験計画に詳しくない方が実験を計画するときに、「ナビ付きDOE」は実験計画(DOE)ワークフローによって、実験の計画から分析、予測、結果の報告についてステップバイステップのガイドを提供します。

  • 作業内容を1つの.jmpdoeファイルに保存でき、再度開いたり共有したりすることが可能です。
  • 必要なガイダンスの量に応じて2つのモードから選択できます。「ナビに従い設定」モードは、選択を簡素化し、簡単に実験計画法を始められるようにヒントを提供します。「自分で細かく設定」モードは、JMP Proの追加の解析オプションを含め、カスタム実験計画(DOE)および決定的スクリーニング計画のためのより多くのオプションを提供します。

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JMPの検索

JMPで何か新しいことをしたいと考えている場合や、お気に入りのツールの1つを使用するためのヒントが必要な場合は、「JMPの検索」を使用して検索すると簡単にヘルプを利用できます。JMPを初めて使用する場合でも、経験豊富なユーザーでも、答えを得てすぐに分析に戻ることができます。

  • JMPの機能を検索し、それらにアクセスするためのガイド付きパスを参照できます。
  • データのクリーンアップ操作、統計検定、および可視化オプションと、それらを使用するのに役立つリソースを見つけられます。
  • 文脈から検索して、必要な回答にたどり着き、分析にすばやく戻ることができます。

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JMP Liveの新機能

JMP Liveは、サーバー側でのデータ更新とスケジューリング、より優れたJMP Liveコンテンツ構成、発行のワークフローを効率化するための新しい機能を提供します。

  • データソースに直接接続し、JMP Liveから更新日時をスケジューリングすることで、サードパーティのスケジューリングツールが不要になります。
  • アクセス管理の向上など、レポートをより適切に整理するために、階層化されたスペース(フォルダ)を作成できます。
  • 改善されたワークフローで発行することで、発見を組織内で広く共有することが容易になります。
  • データテーブルをダウンロードせずにJMP Liveで直接表示できるため、モバイルデバイスでデータを簡単に表示できます。
  • JMPからワンクリックで開くと、JMP LiveコンテンツからJMPプロジェクトが作成され、フォローアップ分析が容易になります。
  • カテゴリカルな応答プロファイル、詰め込み棒グラフとパラレルプロットなど、よりインタラクティブな機能を使用してレポートを探索します。

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OSIsoft PIインポート

OSIsoft PIサーバーに保存された豊富なアセットデータにアクセスする必要があるデータアナリストや、エンジニア、科学者は、インタラクティブなOSIsoft PIインポート機能を使用して、データを簡単にJMPにインポートできます。アセットツリーのトラバース、履歴データをインポート、時系列データのJMPテーブルへの取り込みを迅速におこない、これらのデータを使用してモデルを可視化、強化、改善することができます。

  • PIサーバーに接続し、関心のある属性の生データ、プロット、または補間データをインタラクティブにインポートできます。
  • コーディングやAPIを使用することなく、利用可能な豊富なデータにOSI PIでアクセスできます。

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FDEの新機能PRO

関数データエクスプローラのスペクトル分析は、スペクトルデータの前処理、モデリング、および多変量分析を実行するための一連のツールを提供します。この機能は、クロマトグラフィーデータの前処理と分析にも適しています。

  • 分析とモデリングの前に、S-Gフィルタ、ベースライン補正、およびその他の前処理方法をスペクトルデータセットに適用します。
  • スペクトルデータに対し、高速で柔軟なモデルとしてウェーブレット基底関数モデルを使用します。
  • 一般化回帰を使用して「ウェーブレット実験計画分析」を実行し、スペクトルの実験結果をモデル化します。

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ゲノミクスとワイドフィッティング

拡張されたゲノミクスとワイドフィッティングツールにより、横長テーブルに対するパフォーマンスが向上し、2水準×m水準の関連をフィッティングし、説明変数を1つずつ切り替える機能があります。これらの改善により、数十万のYの処理、レポートやデータテーブルへの直接出力の抑制も容易になります。次のような機能があります。

  • 大規模な横長テーブルの処理と解析の最適化(多変量の相関、応答のスクリーニング、データテーブルの変換)
  • 一般的に使用される遺伝子およびゲノムデータフォーマットの直接インポートPRO
  • 遺伝子マーカー分析の新しい統計プラットフォームPRO
  • 新しいモデルベースの遺伝子育種シミュレーションPRO

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JMP Clinicalの新機能

処理速度とシンプルさに重点を置いて完全に書き直され、より小型で反応の良いプログラムと、より向上したユーザーエクスペリエンスを提供します。臨床試験のレビューレポートは、複雑な設定や起動ダイアログを必要とせず、すべてのデータと分析はJMP内でのみ行われます。

  • 新しい臨床試験のレビューレポート:
    • 治験フロー(CONSORT)図
    • 有害事象および介入リスクレポート
    • 有害事象発生率レポート
    • 臨床検査シフトテーブルレポート
    • 臨床エンドポイントの有効性
    • 臨床イベントおよび転帰分布レポート
    • ロバストな外れ値スクリーニングおよび検出レポート
    • 曝露時間傾向レポート
  • 治験ごとに環境を設定して、各治験のデフォルトのレポート設定を指定します。
  • JMP Live 17に多くの臨床レポートを発行します。
  • JMP Proとの統合により、臨床試験データの探索、予測モデルを構築できます。

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その他の主な機能

データアクセス、準備、探索

グラフビルダーにおけるStreet Map Serviceのアップデート

新しいMapBoxのサポートにより、より高品質で詳細な背景地図が提供されます。

グラフビルダーにおける多重応答データ

グラフビルダーは、多重応答尺度の列を含むグラフを作成できます。

グラフビルダーにおける水準の設定

カテゴリ化オプションを適用して、列プロパティを編集することなく、グラフビルダーで値を結合または再グループ化できます。

テーブルメニュー操作プレビュー

操作を完了する前に、作成されるテーブルのプレビューを表示できます。

データを開くときにランダムなサブセットを抽出できます。

大きなテーブルで操作を実行する前に、データテーブルの選択されたサブセットを開き、データを調べたり、分析を実行したりできます。

その他の機能
  • グラフビルダーの表形式データでは、グラフ内の変数に対応する要約値の表を表示できます。
  • 多くの分析プラットフォームで、表形式のデータの信頼区間をグラフ(つまり、フォレストプロット)で表示できます。
  • 表:複数の統計または複数の分析列を1つの表示列にまとめられます。
  • 表において、グループの列を垂直方向に揃えられます。

実験計画法、信頼性および品質管理

測定システム分析計画の強化

ユーザーエクスペリエンスと、枝分かれした計画を処理する機能の改善。

Laney PおよびLaney U管理図

管理図メニューまたは管理図ビルダーのチャートの属性グループから利用できるようになりました。

タイプ1ゲージ分析

ゲージの併行精度とバイアスを評価するための測定システム分析プラットフォームの新しい手法。

測定システム分析プラットフォームの機能強化

多重応答の取り扱いの改善と、EMP測定システム分析および計量値測定システム分析プラットフォームとの整合性向上のための変動性図の改善。

工程のスクリーニングの機能強化

「品質と工程」メニューで利用できるようになり、選択した列と指定された条件をよりインタラクティブに探索するための新しい機能が追加されました。

実験計画エクスプローラ

別々の計画を何度も作成することなく、計画の基準、実験回数、中心点、反復などの組み合わせによってさまざまな計画の選択肢を検討します。

その他の機能
  • 再設計されたALT計画により、ワークフローとwhat-ifシナリオの調査が改善されます。
  • 拡張されたパレートプラットフォームは、パレート図のカスタマイズと、原因の設定、エラーバーの表示、原因の並べ替え、Paynterチャートの作成などの新しいオプションをサポートします。
  • 階層型Bayesアプローチを使用する新しい反復測定劣化分析プラットフォーム。
  • Space Filling計画は、離散数値や配合因子に対応できます。
  • 管理図ビルダーのX軸の新しいラベルの役割と、XBar-RまたはXBar-S管理図からIMR管理図に切り替えるオプション。
  • 「モデルに基づく多変量管理図」で使用可能な、除外領域オプションを表示します。
  • 受け入れテスト計画のOC曲線に合格品質基準(AQL)と不合格品質基準(RQL)が指定できるようになりました。
  • 実験計画(DOE)メニューに「標本サイズエクスプローラ」の新しいオプションが追加されました。注:「標本サイズ/検出力」プラットフォームは、JMP 18で削除されます。

統計、予測モデリング、データマイニング

同等性検定への追加機能

「同等性検定」は、多重比較や、標準偏差や割合の検定にも拡大され、非劣性検定、優越性検定もおこなえるようになりました。

溶出曲線分析

「曲線のあてはめ」プラットフォームで、新薬の溶出プロファイルを、標準/対照薬と比較するための業界標準手法を備えています。ノンパラメトリック法は、積み重ねデータと関数として行形式で構成されたデータで使用できます。

構造方程式モデル(SEM)の機能強化

総合効果と間接効果、モデルから求められる相関推定値、推定値の相関を求めるオプション、より多くの種類のヒートマップを追加、縦断データ解析のモデル推定における軌跡のプロット、新しいモデルのショートカット、ユーザーが指定する独立モデル、多母集団分析(MGA)が含まれます。PRO

Shapley値

最小2乗法によるあてはめ、名義ロジスティック、順序ロジスティック、ニューラル、一般化回帰、グラフプロファイル、パーティション、ブートストラップ森、およびブースティングツリーの予測プロファイルで利用できるようになりました。PRO

デザインスペースプロファイル

応答が仕様範囲内に収まるような因子の領域(動作範囲)を対話的に見つけられます。

一般化線形混合モデル

応答が正規分布に従わず、変量効果を含むモデルのフィッティングができます。PRO

標準版JMPで利用可能になりました

ワンクリックによるブートストラップ、シミュレーション、および正確検定。

その他の機能
  • 「モデルのスクリーニング」機能強化には、個別のモデルからの予測式を保存、連続変数応答モデル用の新しいプロファイル、分割交差検証による拡張されたモデル選択が含まれます。PRO
  • 「曲線のあてはめ」の機能強化には、新規モデルの追加、複数のデータ形式サポート、およびグループ変数による多数の個体に対する出力の改善が含まれます。
  • 変数増加法およびLassoにおけるSVEMモデル(Self-Validated Ensemble Models)は、一般化回帰の推定法です。PRO
  • 「一変量の分布」において検出限界をサポートします。
  • 「標本サイズエクスプローラ」の改善には、新しいエクスプローラの追加とインターフェースの強化が含まれます。
  • 「非線形回帰」のカスタム推定プロファイルでは、ユーザー定義の因子と推定パラメータの関数を指定できます。
  • 負荷量プロットの機能強化により、PCAで主要な変数を視覚化するための新しいオプションが提供されます。
  • 「多次元尺度構成」の機能強化には、より大きなデータセットのサポートと使いやすさの向上が含まれます。
  • 偏相関図は、他の変数の影響を考慮した後の変数ペア間の相関係数の大きさと方向を示します。
  • Passing-Bablock分析のサポート。
  • 新しいK-Means法SOMヒートマップ。
  • 予測プロファイルが「二変量の関係」で利用できるようになりました。プロファイルは、予測値の保存オプションを持つすべてのあてはめに拡張されました。
  • 効果の大きさを推定する指標(イータ2乗、オメガ2乗)のサポート。

スクリプトと全般

水準の設定

データの並べ替えの順序(月名、曜日、リッカートなど)をカスタマイズします。

プラットフォーム設定

プラットフォーム設定を環境設定に保存します。

スクリプトと環境設定のフィルタ

スクリプトの索引または環境設定をソフトウェアバージョンでフィルタリングします。

セマンティック表示形式

形式とそのコンテキストを定義することにより、レポートのデフォルトの数値形式を上書きします。

JSLのアップデート:
  • クラスメソッドをディスプレイボックスのコールバックとして許可する
  • JSLを介してレポートをスクレイピングするためのディスプレイボックスパスを自動的に作成する
  • ディスプレイボックスのデータストレージ
  • 拡張ログとアクションの記録:追加のアクションが拡張ログに記録されます
  • HTTPリクエスト、複数のHTTPリクエスト、進行状況バー、Promiseのサポート
  • JRPファイル、セッションファイルのスクリプト作成機能を改善
  • 画像出力の新しいオプション
  • プライベートのレポートウィンドウ