Welcome to JMP 18

JMP® 18の新機能

JMP、JMP Live、JMP Pro、JMP Clinicalの最新機能をご覧ください

さまざまな設定ができるデータコネクタ

JMPを使用すると、さまざまなソースからデータに簡単にアクセスできます。JMP 18では追加のデータコネクタが利用可能になり、より多くのデータを使用して分析を強化できます。これらのデータコネクタはさまざまな設定が可能で、接続の詳細をカスタマイズするためのオプションがさらに追加されています。

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  • スクリプトの索引にさまざまなデータベースシステムに、カスタマイズ可能なビルトイン設定の例があります。
  • 合理化されたPIサーバーインポートを使用してデータをインポートできます。複数の属性を単一のデータテーブルに容易にインポートし、特定の時間間隔内のデータの複数行を1つの行に折りたたみ、指定した間隔でデータをサンプリングできます。
  • ODBC接続に対応する設定可能なデータコネクタを使用して、JMPがデータソースに接続する方法の詳細をカスタマイズします。
  • 同僚とコネクタを簡単に共有し、作業を円滑に進めることができます。
  • MacとWindowsの両方と互換性のある設定を使用して、データをJMP Liveに発行および更新します。

プラットフォームプリセット

レポートを好みに合わせてカスタマイズした場合 (色、軸の設定、赤い三角のオプションなど)、カスタマイズ内容をキャプチャして、同じプラットフォームを再度起動したときに使用できます。JMPには一般的な一連のプラットフォームプリセットが含まれています。また、任意のデータテーブルまたは列セットのプリセットとして独自の設定を保存することもできます。

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  • よく使用するレポート出力のカスタマイズを保存して、効率的な分析と共有を実現します。
  • プレゼンテーションまたは出版に適した出力を作成して同僚と共有します。
  • 赤い三角形のオプションが事前に適切に選択されているプリセットを使用して、レポートで一般的な分析を実行する方法についてのガイダンスを提供します。
  • 新規ユーザーが、組織内で頻繁に使用されるプラットフォームを設定できるように支援します。

モデルプロファイルの機能強化

予測プロファイルは、多くのデータアナリストの分析ワークフローの定番であり、実用的でインタラクティブなモデル探索を可能にします。プロファイルを使用して予測モデルを理解するためのオプションが追加されました。

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  • (個々の) 予測値の予測区間と、予測された平均値の信頼区間を表示します。
  • プロファイルにデータ点を表示する、重ね合わせられた交互作用のトレースを表示できます。
  • モデルのあてはめプラットフォームで、予測値と区間の計算式を1ステップで保存できます。この機能を使用すると、[グラフ] > [プロファイル] を使用して信頼区間と予測区間を簡単にプロットできるようになります。
  • グラフメニューのプロファイルプラットフォームで、よりシンプルかつ簡単な起動ダイアログを使用できます。
  • プロファイル制約の表示と更新がより簡単になります。
  • K近傍法ベースの外挿の抑制を使用できます。
  • 予測区間やさまざまなモデルに対するインタラクティブなプロファイルをJMP Liveに発行できます。

JMP Proの新機能

高度な予測モデルや拡張分析機能を備えた機械学習など、JMP Proの最新のデータサイエンス技術を使用して、さらに複雑で困難な分析問題に取り組めます。

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  • 多変量スペクトル分離やの罰則付き特異値分解を含む、FDE(関数データエクスプローラ)の直接的なモデル推定に関する新たな手法。ピーク検出は、クロマトグラフィーおよび分光測定プロファイルでも利用できます。
  • GLMM(一般化線形混合モデル)が拡張され、多くの分布が指定でき、反復における共分散構造の設定ができるようになりました。
  • ゲノミクス(遺伝学)機能が追加され、新たにマーカー関連性プラットフォームが利用可能になり、マーカーの統計量、マーカーのシミュレーション、多変量埋め込み (UMAP/t-SNE) プラットフォームが強化されました。
  • 応答スクリーニングのあてはめで変量効果を指定できるようになりました。
  • 新しいモデルのショートカット、あてはめられたモデルに対するブートストラップ推測、ロバストな推測など、SEM(構造方程式モデル)の機能が強化されました。

強化されたPython統合

新しいJMPインテグレーションでは、Pythonを使用するデータアナリスト、科学者、エンジニアのためにプログラミングが簡素化され、分析に集中しやすくなりました。JMP 18には、単一のサポート対応バージョンのPython、Python標準ライブラリの広範なセット、JMPとPythonデータ構造間のよりロバストな接続、JMP内での強化されたPythonコード変換体験が含まれています。

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  • 新しいPythonエディタを使用して、JMPに統合されたPythonバージョンを実行すると、シンプルで使い慣れたPythonプログラミングを体験できます。
  • Pythonからメモリ内のJMPデータテーブルに直接アクセスし、JMPからPythonデータに簡単にアクセスできます。
  • PythonエディタからJSLを実行できます。
  • 自由に利用できるPythonパッケージを使用して、SAS、R、MATLABなど、他のソフトウェアでJMPを引き続き使用できます。

JMP Clinicalの新機能

JMP Clinical 18の強化された一連のツールを使用すると、臨床試験データをインタラクティブに探索し、より簡単にフィルタリングを行い、安全性の問題を迅速にスクリーニングするための拡張されたオプションを利用できます。

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  • 肝障害の可能性がある治験被験者を特定するためのFDAガイドラインに基づいた、新しい包括的な薬物性肝障害 (DILI) レポート。
  • ローデータをSTDMデータ標準に変換するための臨床データマッピングツール。
  • リスク評価指標スコアの視覚化が更新され、再開発されたリスクベースモニタリングのレポート。
  • 検索およびフィルタ基準を指定して、アドホックまたは事前定義された基準を満たす治験被験者の部分母集団を特定するGUIベースの部分母集団ビルダー。
  • スタディの変数を再コード化し、変数のレベルを結合または分割を可能にするClinical Recoder。

JMP Liveの新機能

JMP Live 18は、顧客/サプライヤーモデルのサポートを拡張し、ユーザー管理を簡素化することで、組織内の科学者やエンジニアがイノベーションを推進し、データに基づいた意思決定をより効率的に行えるようにします。

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  • Microsoft Active Directoryによるユーザーとグループの直接同期。
  • コメントでのユーザーのタグ付け (@メンションを使用)。
  • さまざまなファイルタイプをアップロードして、JMP Liveのデータデータテーブルを更新。
  • フォルダ水準でのアクセス許可の設定。
  • さまざまな条件による強化された投稿の並べ替え。
  • 個人識別情報 (PII) を含むユーザーを削除するオプション。
  • 新しいプロファイルプラットフォーム。
  • サイドレールや新しいフォルダビューなど、強化されたUI要素でナビゲーションが簡単になりました。

その他の機能

  • JMPアドインのJMPセッションへの読み込み。
  • 複数のローカルデータフィルタに対応。
  • 分布から選択できるメニューを使用してレポートを変更するオプション。
  • 新しい信頼区間。
  • 強化されたパターン入力とデータ/時間パターン。
  • 改善されたデータアクセスの認証。
  • スペース内のレポートまたはすべてのコンテンツの履歴。
  • スクリプト更新用のディレクトリアクセス。
  • Snowflake認証での秘密キーのサポート。

その他の主な機能

データアクセス、準備、探索

グラフビルダーの更新

個別のスケールのすべてのグラフをグリッドとして表示。ポイント要素の新たなラベルオプション。新しい重ね合わせの変数レベルの色とスタイルの制御。

折りたたみ可能な注釈

レポート内の新しいテキスト注釈を折りたたんだり展開したりして、追加情報を表示または非表示にすることができます。

列マネージャー

列プロパティを表示および管理するための新しいプラットフォーム。拡張された列マネージャーにより、JMP 19ではビューアが廃止されます。

データテーブルの更新
  • 列幅のオプションの機能強化。
  • 列ヘッダに統計を表示するための新しいオプション。
  • 文字列をコンパクトとして指定でき、ほとんどの場合でメモリとストレージの使用スペースを削減できます。コンパクト文字列を含むテーブルは、JMP 17以前では開くことができません。
  • 列ヘッダに色を付けることができるようになりました。この色は、テーブルのヘッダとJMP全体の列リストに表示されます。
  • 現在の選択行に行をすばやく挿入するための新しい「行の挿入」コマンド。
グループプラットフォーム

該当するプラットフォームのグループ動作するアウトラインボックスと赤い三角形のメニューを作成します。グループを使用したり、複数のYで起動したりするユーザーにとって便利です複数のプラットフォームと対話する方法を簡素化します。

PIサーバーインポートの機能強化

複数属性のインポート、インポートされたデータを再形成する積み重ね機能、既存のデータテーブルにデータをインポートして連結する「更新」テーブルスクリプト、行の代わりに列を追加してデータテーブルを変更する「属性の変更」テーブルスクリプト。  

横長の変換

任意の計算式を列 (複数可) に適用して計算式列を新規作成するか、元の列に結果を書き込みます。

その他の機能
  • 数値の科学的表記は10のべき乗として表示されます。
  • 新しい等高線プラットフォーム水準のカスタマイズ用のダイアログ。
  • JMPデータをV8 SAS移送ファイル形式としてエクスポートするためのUIサポート。
  • 多くのプロンプトダイアログのテキストが、アクセシビリティ技術を介して読み取り可能になりました。

実験計画法、信頼性、工程と品質管理

新しい定常ストレスALTプラットフォーム

最大3つの加速因子を使った加速寿命試験の計画と比較。従来の加速寿命試験計画プラットフォームを置き換えます。

劣化分析プラットフォームの更新

初期値を設定せずに、スクリプトを使用した組み込みの非線形劣化分析モデルと線形劣化分析モデルをあてはめます。適切なモデルのあてはめをより簡単に選択して、目的の分析を開始できます。

ナビ付きDOEの更新

因子と応答の追加、編集の改善、決定的スクリーニング計画の分析、効果の階層性の尊重、将来の信頼区間、計画のロードの改善、その他の改善を行いました。

新しい疲労モデルプラットフォーム

S-N (ひずみもしくは応力対サイクル数) 曲線モデリングとも呼ばれる疲労データを分析します。

直交混合水準計画

DSDの代替として、連続変数を3水準にできる連続変数および2水準のカテゴリカル因子用のスクリーニング計画。

生存時間(パラメトリック)の更新

信頼区間が残差確率プロットに表示されるようになりました。新規ハザードプロファイルを使用すると、その他の因子値を考慮してハザード関数を検査できます。

信頼性ブロック図の更新

信頼性ブロック図を修復可能システムのシミュレーション図として保存します。信頼性ブロック図のコンポーネント分布設定をJMPテーブルにエクスポートします。

修理可能システムのシミュレーションの更新

修理可能システムのシミュレーションコンポーネント分布設定をJMPテーブルにエクスポートします。

短期操業管理図乗

新しい管理図で短期間の生産データを観察します。

工程のスクリーニングの更新

工程潜在力と呼ばれる新しいグラフを使用して、Cpと%測定シグマ2乗をプロットします。

その他の機能
  • 寿命の二変量の更新: 凡例の線のスタイルと色がカスタマイズ可能になりました。3つの新規スクリプト (時系列分析、散布図行列、一変量の分布) で事後サンプルの診断ができます。
  • [品質と工程] > [管理図] の管理図ダイアログが強化されました。旧機能の管理図はJMP 19で廃止されます。
  • 寿命の一変量は、Bayes推定を使用する場合に事後サンプルの診断を行う3つの新規スクリプト (時系列分析、散布図行列、一変量の分布) を提供します。
  • 測定システム分析計画の強化:標準化残差に基づく診断統計量やその他の機能改善。
  • [一変量の分布]プラットフォームの許容区間で、許容限界を列プロパティに保存できるようになりました。

統計、予測モデル、データマイニング

曲線のあてはめの更新

ピークモデル (疑似Voigt、Pearson VII関数、歪正規関数、および非対象正規を含む) を追加、同等性検定ではデフォルトでFiellerの手法を使用、溶出プロファイルの比較にT2EQ手法を追加。

対応のあるペアの更新

同等性検定と変化率%差分分析の新規オプション

ノンパラメトリック同等性検定

ノンパラメトリック検定オプションを含む一元配置の同等性検定が更新されました。

適合率と再現率の曲線

分類のパフォーマンスを示し、さまざまなしきい値での適合率を再現率に対してプロットします。PR曲線は、モデルのスクリーニングを含む、多くのJMPプラットフォームで利用可能です。

主成分分析

追加の主成分分析方法: 非負主成分分析とスパース主成分分析。

デザインスペースプロファイルの更新

新しいメニューコマンドでは、因子スペースのリセット、プロファイルからの中間点の取得、現在のプロファイル値の表示、仕様限界をシミュレータに適用できます。「現在の限界をシミュレータへ適用」では、3シグマの正規加重と2シグマの正規加重といった、2つの新規分布が提供されます。乱数テーブルとレポートに表示される因子空間の散布図が連動します。

分布の強化

二項分布あてはめの適合度検定に加え、ゼロ強調二項、ゼロ強調SHASH、指数修正Gauss分布あてはめの適合度検定。累積確率プロットのY軸を線形スケールから希望の確率スケールに切り替える機能。
 

その他の機能
  • 文字の接続レポートの更新: ノンパラメトリック多重比較で文字の接続レポートが表示できます。標準誤差および信頼区間列が表示できます。
  • 2グループの比較におけるWilcoxon Kruskal-Wallis検定、メディアン検定、Friedman順位検定、またはVan der Waerden検定で、片側検定のp値が表示されるようになりました。
  • 片側Dunnett検定を使ったコントロール群との多重比較が、一元配置プラットフォームで利用可能になりました。
  • Cohenのd効果量は、一元配置プラットフォームのプーリングしたt検定レポートで表示されるようになりました。
  • Jonckheere-Terpstra検定が、一元配置プラットフォームと[分割表]プラットフォームで利用可能になりました。この検定は、用量反応試験によく使用されます。
  • モデルのあてはめプラットフォームの標準最小2乗の手法の効果は、「効果の要約」パネルのコントロールを使用して除外できます。
  • モデルのあてはめプラットフォームで節点スプラインの節点を指定する際の柔軟性が向上しました。
  • 混合モデルのあてはめで、固定効果のパラメータ推定値テーブルにVIFが追加できます。
  • 非線形回帰プラットフォームの更新: 使いやすさが向上しました。プラットフォームは、尤度ベースのモデルあてはめのプロファイル尤度およびプロファイル尤度等高線を提供するようになりました。
  • 乱塊法の実験で用いられるFriedman順位検定のポストホック比較をサポートしました。
  • 応答のスクリーニングの平均の差のレポートに、平均値の差に対する未調整信頼区間とBenjamini-Yekutieli FDR調整済み信頼区間が含まれるようになりました。
  • シミュレーション実験は、予測プロファイルに組み込まれた線形制約を尊重するようになりました。

スクリプト、自動化、ワークフロー

ワークフロービルダーの更新

条件の設定やステップレベルでのループ処理により、同じワークフローで複数のテーブルに適用することができ、JMPの分析結果またはユーザーの入力をベースにしたステップの実行ができるように。

レポートのオプション検索

レポートの赤い三角ボタンのメニューまたはコンテキストメニュー上で検索できるようになりました。

ヘルプメニューの機能強化

ヘルプメニューの簡素化、サンプルの索引の改善、新規ユーザー向けのガイダンス。

その他の機能
  • JSL機能の更新:
    • 数値コードを文字値に、文字値を数値コードにするスクリプトのサポート。
    • 動作する最新のJMPバージョンインジケーターのサポート。
    • 列、リスト、行列をフィルタするための簡潔な方法を提供する新しいWhere関数(スクリプトの場合のみの機能)。
    • スクリプトの索引で、J関数の利用例を追加。
    • 線形モデルおよび組込み非線形モデルの初期値を自動的に提供。
  • Display-P3色スペースのサポートなど、sRGB以外のさまざまな色スペースで色を表現するための一般サポート。
  • Windowsでは、スクリプトエディタの「保存」ダイアログがXMLファイルタイプに対応するようになりました。