熱帯雨林

統計への情熱と社会的責任への関心。この2つを組み合わせるとどうなるでしょう?私達の新しい取組み「Data for Green」(JMP Ecosystem Restoration Initiative)をご紹介します。

SASは長年にわたり、環境的に持続可能で、社会的責任のある行動を取るように努めてきました。また、SASのビジネスユニットであるJMPも、環境保全やサステナビリティへの深い関心を持ち続けてきました。そのため、私たちJMPは国連による生態系保全と再生の呼びかけに賛同し、行動を起こすことを決めました。 

現在、JMPは「国連生態系回復の10年(UN Decade on Ecosystem Restoration)」に参加しています。「今後10年では、1つ1つの行動、1日1日が大切な意味を持ちます。すべての国や企業、組織、個人には、果たすべき役割があるのです」(国連のWebサイトより)。

JMPはこの国連の活動をサポートし、現在 – そして未来の – JMPユーザーの皆さんと共に活動を広めていきたいと考えています。サステナビリティを実践する10年、いまJMPと始めませんか?

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3つのプラン


分析

データは力です。しかし、データも活用されなければ「力」にはなりえません。JMPは、日々データを探索しています。例えば、取組みの一環として、社員の出張やエネルギー使用状況、二酸化炭素排出量のデータなどを調査し、改善できる点がないか日々確認しています。

皆さんも社内のデータを探索してみてはいかがですか?何から始めれば良いか分からない場合は、「JMP®を始めましょう」のWebセミナーをお勧めします。自分が発見したもののニュアンスを確実に理解し、統計的なスキルを磨くには、無料の「製造業における問題解決のための統計的思考(STIPS)」をご利用ください。さらに、「Mastering JMP Webセミナー(英語)」では、ダイナミックなデータ分析のアプローチを完全に理解するために必要なものをご提供します。


行動

SASの一員として、環境に配慮した持続可能な世界に向けて行っている活動を 支持 しています。そして、 SASのカーボンニュートラルに向けたすべての取組みも支持します。

また、私たちは、JMPの活動が環境に与える負荷を、自身のデータを使用して厳しくチェックしています。出張、イベント、マーケティングプログラムなどを検証し、データに基づいた意思決定を行い、持続可能な活動を促進していきます。

また、機会があれば環境保護への意識が高いベンダーと積極的に取引し、環境保全に取り組む企業と連携し、教育機関や非営利団体の環境への取組みを支援していきます。

自分の組織の取り組みは何か、そして何を改善できるのかを知ることは、最初の一歩に過ぎません。学んだことをどう生かせるのか?環境に配慮した取り組みを行うにはどうすればよいのでしょうか?


そして周りにより良い影響を

私たちの活動を伝えていくことで、変化に取り組み始める人が増えると信じています。

まず、自分の分析結果を組織内の人々に理解してもらい、自分の行動を支持してもらうことから始めてみてはいかがでしょう。私たちは、多くのデータを JMP Public で公開し、誰でも見ることができるようにしています。そして、環境保護やサステナビリティに関心のある企業や団体の方々が、同じように自分たちの取組みを公表されることを願っています。

私たちJMPは様々な方法で、それぞれの地域レベルから国際的なレベルまで気候変動の問題について呼びかけていく予定です。それは例えば、アメリカ、アジア、ヨーロッパのDiscovery Summitの舞台も含まれます。 

皆さんも様々なイベントなどで、気候変動への取組みをアピールできる可能性があります。また、何らかの形で周囲の人たちの取り組みを讃え、それを広める機会もきっとあるでしょう。

この精神に基づき、私たちは、自分の仕事で世界をより良くすることに積極的に取り組んでいる科学者、エンジニア、研究者のストーリーを紹介しています。彼らの多くは、環境保護にキャリアを捧げています。

ビッグデータでサンゴ礁の保護に挑む

予測モデルが保全活動における成功の鍵を握る理由。

動画

ヘリアテック社は、世界で初めて有機薄膜太陽電池の大量生産に成功した企業です。「輝く」未来への期待が高まります。

写真家:Brandon Semel氏

バージニア工科大学の研究により、種の生態の理解が深まりました。

ワイルドトラックは、デジタル写真と足跡アルゴリズムを活用し、絶滅危惧種を一匹一匹確実に救っていきます。

カリード・ビン・スルタン・リビング・オーシャンズ財団では、予測モデルを用いてサンゴ礁の保護活動の優先順位を決定しています。

ノースカロライナ自然科学博物館の生物学者は、市民科学者と協力して、哺乳類の個体数分布のデジタルアーカイブを構築しています。

科学者たちは、統計がフィールドワークにおける観察から洞察を引き出すのにどのように役立つかを調べています。これを活用して、環境保全管理における決定を行い、効果的な長期戦略の実現を検討しています。

市民科学イニシアチブは、前例のない量の野生生物データの取得を可能にしています。その結果、保全生態学者は、機械学習などの高度な統計的アプローチを活用することで、地球規模の変化によって脅かされている種の生存を改善できるようになりました。 

Teresa Fidalgo Fonseca博士は、ポルトガルのトラス・オス・モンテ・エ・アルト・ドウロ大学(UTAD)における森林科学の教授です。彼女は森林資源工学と造林学を研究し、森林の成長管理をコミュニティの価値とニーズに合わせる実践に焦点を当てています。

Patricia Chow-Fraser博士は、カナダのオンタリオ州にあるマックマスター大学の生物学教授です。彼女は水生生態系の生態や保全、復元を研究しています。

何から始めたら良いのでしょうか。

今の皆さんの状況によってさまざまです。


自然保護やサステナビリティに関わる活動で、JMPを活用してデータ分析をされている場合は、ぜひご連絡ください。あなたの知見を広めるお手伝いができるかもしれません。

データ分析にJMPを活用しています


自然保護やサステナビリティに関わる活動を行っているものの、JMPをまだ使っていないという方も、ぜひご連絡ください。お役に立てるかもしれません。

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自然保護やサステナビリティに関わる活動に関心があり、自分のデータをData for Greenの活動に活用してみたいとお考えの方も、ぜひご連絡ください。喜んでご協力いたします。

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